ヨドバシでエースをねらえ!劇場版とイヤホンを購入。イヤホンはこの4年で6個は買ってますね。扱いが乱暴なのですぐ接触が悪くなるんですよ。
これなら馬鹿高いヘッドホンを買ったほうがと思うこともないけど、あまりゴツイヘッドホンするのもどうかと思うのですよ。外界と完全にシャットアウトしてるのが何かヤダ。
これでも会社員ですし。勿論イヤホンしてる時点で五十歩百歩という話もありますよ。
DVD売り場ではインクレディブルを衝動買いしそこなった。二枚買って一枚もらえる!なんて書いてあるんだもの。危ない危ない。まぁそのうち買うと思うけど…(汗
あとは本屋で無限の住人げんしけんの最新刊、終戦のローレライ二巻(ようやく)を買った。


エースをねらえ!のオーディオコメンタリーは充実した内容でした。
普通のコメンタリーより本編の音が大きくて(たぶん)、ともすると本編に気がいってしまうのが何とも。
撮影や撮出しの話が面白かったですねぇ。撮影の高橋プロにちょくちょく足を運んでいたという話がスゴイ。
セル時代にそんなことしている演出の人、殆どいなかったんじゃないでしょうか。考えてみればそうですよね、待っているだけでは数々の撮影技法は生み出されなかったはずです。
今の撮影はパラが下手糞だ、という話。確かにそう思います。ですが、実際あまり要求されてないんですよね。出崎さんみたいなパラを。
現在の流れはどちらかというと表現主義ではなく自然主義になっていて。パラにしても自然なグラデーションが要求されているので、例えば「雪の女王」でパラ指示があったとしても
対応できないし、もしかしたらどのようなパラを要求されているかすら分かっていないかもしれない。
このリアル傾向(といってもアニメの中のリアルですからそれすら記号だったり)はマズイんじゃないかと最近特に感じます。自分もそこに加担してる一人なのはさておき。流行りなのでそのうち違った流れが出てくると思うですけどね。
T2スタジオ(高橋プロのデジタル部門。セル撮影が未だにあるかは不明)ならなんとかしてくれると思うんだけど、なかなか出崎さんと一緒にやってくれないのがモドカシイです。
各パートの話がまんべんなくされていて良かったのですが、杉野さんの話はもうちょっと聞きたかったかも。あと小林プロの話がなかったのも残念。
お二人ともコメンタリーは初めて?のせいもあるのでしょうが、マキが昔話をするくだりで一分くらい(?)無言だったのにはヒヤヒヤしましたね。
え〜!?そこには触れないの?と思っていたら後で触れてくれて安心しましたが。

劇エースは昔の作品なので敬遠する人も多いでしょうが、是非観てもらいたい作品ですよ。自分も二年程前に観て後悔しましたから。何で今まで観なかったのかと。
日本アニメ史上にさんぜんと輝く傑作です。
…いや、輝いてはいないか。日陰でひっそりと…(汗