大地さんの「けやき十四」観て来た。えらそーですが、それなりに楽しめました。初舞台演出にしては十分な出来だと思います。
アニメの時よりもベタ中のベタな笑いをやってたように思えます。ドリフとか新喜劇あたりの(多分元ネタは別にあるはずです、自分が知らないだけで)。
ベタベタのギャグを何のてらいもなく堂々とやってしまうのはやはり生身の役者がライブで演じてくれるからでしょうね。
しかし、それはまた一方で諸刃の剣でもあったりする訳ですが。役者の芝居が悪いのかそもそも台詞が悪いのか、滑ってるのも結構あったり…。それはそれで舞台らしくていいんだけどね。
アニメではあまりやらない(はず…)下ネタも幾つかありましたね。


あずみ(かなりアブナイ浪人はあずみでオダギリジョーが演じてた侍に似てますね)の200人斬りに対抗した?舞台初?100人斬り。うやむやに終わらせるのかと思ったら斬った数を数え始めて(実況アナウンサーみたいな人が出てくる)「ホントにやるのか!」と。
結局最後はうやむやになりましたけどね(笑)。とはいえ、サンモールの狭い舞台に人が入り乱れる様は壮観でした。
100人斬りの殺陣にマトリックスも入ってたのは一寸驚きました。大地さんマトリックス嫌いそうなんだけど。
日替わりゲストのテツandトモは一番笑いをとってましたね(ん〜…)。
ブームはとっくに過ぎたとはいえあのキレのいい動きを生で観ると流石に感動しますね。


前情報で仕入れてしまったせいか安原さんの殺陣は思ったよりインパクトなかったかな。あの声で殺陣というと小池作画が頭に刷り込まれてしまっているのが何とも…(アニメと比べちゃダメですね)ミャオ姐さんのアクロバティックなアクションは流石です。


舞台装置は縦の空間を利用していて良かったですね。
ただ、宿のシーンは普通に舞台で正座してたけどこれが高低差のない客席では表情がまるで見えない!ハコのことまで想定して欲しいと考えるのは酷ですかね。


日曜までやってます。当日券も結構あるはず。大地作品のファンなら十分に楽しめるはず。