一話

ARIA
佐藤イベントで監督はスポ根ものですよ、とか言ってて信用はしてなかったんだけどよもやここまで熱血という単語とかけ離れたものとは…。
あまりのユルさ加減にちょっとハマリそう。TVシリーズ三本掛け持ちしてまで(裏事情はあるようですが)やる作品なのかと思ってたのですが、成る程これは並の監督には出せないですね。気軽に?宇宙旅行できる時代にわざわざゴンドラを乗る…ブルジョアの道楽かよ!などと反感を持ちつつ視聴しているうちに、そんなこたーどうでも良いことに気付きました。意味不明なマスコットキャラ?がいいですねぇ。

レイアウト監修でIGの荒川さんが参加されてますが一体何をしてるんだろう?IG作品なら監修というのも理解できるけど…。
あとデジタルで水をやるなら3Dだと改めて実感した次第…自分のやってる仕事を真っ向否定ですよ…ええ。


こんてんこ
OPとBパートのコンテをこれまたIGの荒川さんが。…制作会社とまったく接点が見つかりません。キャラデの羽山さんが総作監も兼任してるようですが、このアニメ総作監を置く意味があるんだろうか?


カペタ
出てくる子供、全て子役。台詞棒読み。声優さんの中カペタだけ子役ならまだいいんだけど、全員子役だと余りにも不安定では?たいてい子役を起用するのは演技は捨ててでも存在感やリアリティが欲しい時で、しかしカペタはドラマチックで熱い作品なんで、嘘っぽいくらいの芝居が望まれると思うのですよ。違和感を与えるのではなく世界に没頭できないと。
3Dは贅沢に使っているが、レースの迫力が出せていないのはIGPXと対照的。


IGPX
沖浦作画がたっぷり観れて満足。
最初の方の道場のシーン(ランニングもか?)数カットだけだと思ってたのでBパートでも出てきた時には驚きました。なんか得した感じ。 今の沖浦さんがTVシリーズをやるとしたらせいぜい5カット位だと思ってたので(笑) 20カットはやってたんじゃないかな。それだけで感動(笑)。 しかし、相変わらず凄すぎですよ。
ロトスコープか、3Dから起こした(3Dであんな動き作れる人いないでしょ)と思った人もいるみたいだけど、わからんでもないレベルです。 主人公がおちゃらけカンフー映画の真似をする芝居なんて全然おちゃらけて見えないもの!
違う意味で笑うしかないというか…。胸も揺れてるけど、当然サービスでもなんでもなく、人がこんな動きをしたら胸は揺れるはずだ、だから描く、ということでしょ。 奥から手前に歩いてくる、文章にすればただそれだけのカットもうわー、そこまでやるかー!と。

主人公の妹が出てくるところは竹内さんかな。

作品的には…どうなんでしょう。あの主人公のキャラは…アメリカ向けではないような気がする。 レースになると熱血漢になるみたいだけど。 あとはレースの雰囲気が出てないんですよね。現実にあるF1なりインディなりと多少でも地続き感がないと実感が沸かないと思うんですよ。いくら未来だからといって自由にやってもリアリティが感じられなくなってしまう。
たぶん本郷監督はモータースポーツに興味がないんじゃないかな。サイバーの福田監督はF1とか好きだと思うんですけど。
でもよくよく考えてみると二チームのみで対戦してるみたいだからレースというわけじゃないのか…。