アニメーションREの3号読みました。読みどころたっぷりで書ききれないのでとりあえずサザエさんネタのみ。


サザエさんを制作しているエイケンは謎のアニメ会社です。東京の西側に集中している制作会社の中で唯一東に存在している(小さい会社はあるかもしれない)のもそうだし、何もかもが謎。スタッフなんてサザエさん専属スタッフでしか作られてないんじゃないでしょうか?(専属じゃないのは脚本陣くらい?)サザエさんの仕事とって来た、みたいなフリー原画マンの話なんて聞いた事がない(笑)。
逆に、サザエさん側の制作者にとって西のアニメ会社は謎なんでしょうけどね。


サザエさんってやっぱまだセル画使ってるんですね。ハイビジョン制作ということでB5からA4サイズに変わりましたって自慢げに書いてあるけど、これってようやく普通のアニメ並みの作画用紙になったってことなんですよ、念のため言っておくと。
HVってことはビスタサイズで作られてるのかな…?今度地上波デジタルで観てみよう。ビスタなサザエさん…映画的なレイアウトになってたり…しないよね。
メチャメチャ驚いたのはハンドトレスだという点。
動画の線をトレスマシン使わずに一々人の手で仕上げさんが描いてるらしいのですよ!いくら手作り感が大事とはいえ、滅茶苦茶手間かかるじゃないですか…考えただけで気が狂いそうですよ。セルの色塗りだけで自分は嫌になってくるというのにましてやハンドトレスなんて…!キレイな線引くの大変だろうなぁ…慣れてと平気なのかなぁ。
驚いたことその2。エイケンの制作さんは車を使わないらしい。
渋滞等で時間が読めないという理由らしいけど、サザエさんってそんなタイトなスケジュールで制作してないんじゃないの?とか思ってしまう私。一分一秒を争うようだったら確かに電車の方が確実ですけどね。でもトータルで考えると車の方が断然早いでしょう。サザエさん外注さんエイケン近辺に固まってるのかもしれないですけどね。
制作さん、セル画を持ち運ぶの大変だろうなぁ…と同情したくなったけど、海外動仕で100カット上がってきました!なんてことは一切ないだろうから量も大した事ないんでしょうね。


あ…電車か徒歩しか使わないってことは終電までには仕事は確実に終わってるってことでやっぱ徹夜とかありえないんだなあと。


こういう企画はドンドンやってほしいものです。需要は少ないだろうけど(笑)。