オズの魔法使いを訳あって観てみました。子供の頃絵本で読んだ気がしたけどどんなストーリーだったのかまるで覚えてなかったので。
勝手にモノクロだと思い込んでましたがカラーでした。1939年には既にカラー映画があったんすねぇ。早くても戦後くらいかと思ってた(初のカラー映画は1933年らしいです)。
これがまた色彩鮮やかな映画で、戦時中にこういう映画を作ってる国にはそりゃ負けるわなぁ、というのが感想(感想になってないけど)。
色々粗がありすぎる映画で、心でツッコミ入れつつ観てましたね。ラストでカカシたちがそれぞれ足りないものを願うシーンでは当然「それは旅の途中で既に獲得しているじゃないですか」的な展開になると思いきや、勲章とか与えられて喜んでる始末。勇気を欲しがっていたライオンが先陣きって乗り込もうとしたりするのは伏線じゃなかったのかと。ドロシーはドロシーで家に戻った後、家出するきっかけになった問題を解決しないまま、めでたしめでたしで終わってしまった…それでいいのかな?あの犬は…。
アマゾンのレビューには「名作中の名作」とあって、観た年齢なのか自分の感性が狂っているのか…。ブリキに案山子にライオン、自分には不気味だったんすよね。松尾鈴木さんが「マシーン日記」でオズをモチーフとしてグロテスクなドロドロ戯曲に書き換えたというのも理解できるというもの。松尾さんは映画の印象から戯曲を書いたかどうか定かではありませんが。
もとの素材が良いだけにもし今後リメイクされるならうまく料理して欲しいなぁw
オズの魔法使い
DVD480円ですって!笑うしかないですね。安すぎ。