ケモノヅメ3ワ

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2話のことを書こうかと思いつつ3話が放送されてしまいました。 3話があまりにも良かったので3話について書くことにします。視聴環境のせいで見れない方は読まないほうが…いや、読んだところで大して影響はないような駄文です。


まずアバン。二話までの昔話風なイントロとはうって変わり、どこかでみたような作画と色使いだなぁと思ったらやはりうつのみやさんでした。クレジットが単純にアバン原画ではなく、★に囲まれているのは(笑)演出も含めて丸々任されているということなんでしょうね。
本編。怒涛の展開の二話とうって変わり、3話ではほっとーんど話が進みません。進みませんが自分にとっては非常にエキサイティングな話数でした。
こういうビジュアルがあると面白いかも…と思いついたイメージを繋ぎ合わせて物語は後から作りました、というと言い過ぎかもしれませんが3話を観る限りそう思えてしまいます。退屈さどころか、絶えず感覚を刺激してくれる奔放なイメージが目まぐるしく展開し続けます。
電車での間抜けなやりとり(律儀にドアを閉めるところが笑える)や、ラブホでのジェスチャー、夜道での車のヘッドライトや、交差点の傘、変な歌、極めつけはあの巨人ですか。主人公達の心理や今後を暗示している意味深な描写もあれば、何の意図のない描写もある…はず?(自分が分かってないだけでしょうね、きっと)。何にせよ、観る人が自由に思い描ける豊かなビジュアルが満載です。
全体的にモノトーンな色使いも好みですし(夜空の黒もいい←アニメで黒い夜空って殆どないのです)、電車外の風景・炎の実写素材の使い方も非常に効果的でした。別荘のシーンでほのかに載せているキャラのテクスチャもいいなぁ…。
作監の小倉さんの仕事もまた素晴らしいですね。
電車の中の走りやジェスチャー風人物語風。何気ない仕草にハッとさせられたこともしばしばで、ヒロイン由香が可愛く見えたのもぶっちゃけ今回が初(笑)。
例によって原画は知らない人ばかりなんですが…この作品でよく見る横文字の人は偽名なスーパー作画マンなんでしょうか?謎です。
たぶん3話までのDVDは買うと思います、買うはずです。

スタッフです↓
脚本・絵コンテ・演出 高橋敦史 作画監督小倉陳利
作画協力 伊東伸高 ★アバン★ うつのみや理
原画 久保川絵梨子 本間晃 CHOI EUYOUNG JAMIE VICKERS
わたなべさちよ KIM PILKANG 柴田和子 山口賢一 新井浩一