カーズ

来週金曜までらしいので映画二本観てきました。
今回のカーズもピクサーピクサーでした。まったくハズレがない、安定した完成度の高さ。
魚も主人公にやってのけたピクサーですから、例え主人公が車であろうと大丈夫だろうと安心してましたが、実際安心以上の仕上がりでした。車にあれほど豊かな表情や芝居をつけてしまう事実に改めて舌を巻かざるを得ません。
しかしまた車をキャラクターにするという無謀とも思える挑戦をなぜ行ったのか?ラセターさんが車好きだから、というのが最大の理由なんでしょうが本編を観てようやくその理由が分かりました。
人間が登場人物じゃ古臭すぎるんですね。人間に置き換えて企画を立てたとして、とても通るとは思えない話ですよ。
それこそピクサー作品が毎度毎度続けている手を今回もやっているだけなんでしょうね。「友情」や「家族愛」といった王道テーマを今時ぬけぬけとやっているのは車や魚、化け物が登場人物だからこそなんでしょう。使い古された手を堂々と使って毎回成功させてしまうのもスゴイけど…。
ちなみにEDはNGシーンとは違った遊びが用意されてます。声優陣は新録したんだろうか。