CGワールド

CGワールド1月号のアニメ特集おもろかったです。
蟲師ノエインエウレカ26話、カペタ、黒猫、血+だったかな?
蟲師1話の長濱コンテの描き込みは異常!いつもこんなん描いてんだ〜と驚いていたら、1話は意図して描き込んでいるとのこと。実績のない初監督だからというのと、スタッフに意思表明をするためという。
確かにあんなコンテ上げられたら頑張るしかないよね…。
もちろん闇雲に描き込んだからといってモチベーションが上がる訳ではないですよ、為念。
26話のみに絞ったエウレカの記事も面白い。吉田さんのイメージボード、作監修、背景原図が何点か紹介されてました。中でも吉田さん自身による原図修正が素晴らしいです。光と影がしっかり指示してあって、前述のコンテじゃないけど背景さんも否応がなく褌引き締めざるを得ない原図になってますね。
キャラ作監だけでも大変なはずなのに原図まで直すのか〜?と驚いたのですが吉田さんの中ではキャラとBGは不可分な要素なんでしょう。


…それにしても26話。確かに作画も背景も素晴らしかったんですが、素直に入り込めない自分がいて。
感動的な場面であればあるほど、醒めていく。今までのことはスパっと忘れさせて無理矢理感動させようというか。
殺さないで倒す…そんな馬鹿な、とか。レントンエウレカの関係とか。
吉田さんの話だと、あの中にも死んでいる奴はいるかもしれないということで制作者も分かってやってるのか(そりゃそうだ)と安心はしたのだけれど、下手に作画が良すぎるだけあって、全てを忘れてカタルシスを得ちゃおう!みたいな(笑)画面になっていたような印象がありました。自分だけかな…?
物語と画面のテンションが同等のレベルになればいいんでしょうけどね。