図書館カードを作ったぜ!これで本借りまくりDA!また自転車通勤になってしまったので捗らないけどね。さっそく筒井康隆「パプリカ」とスティーブンスン「宝島」を借りる。
パプリカは今敏監督の次回作ということで一年ほど前から知ってはいたのですが奇しくもアニメ誌に発表されたのと同日に借りたことになりちょっぴり優越感に浸ろうという目論見はあっさり崩れたのでした。


宝島は出崎監督のアニメ版を観て興奮冷めやらず…。
アニメはもう大大大傑作ですよ!もう確実に人生損してました。観てない人は今すぐ観ろ!と言いたいところですが、あまりレンタルにも置かれていないし、DVDは既に販売終了してるし(もしかしてBOXだけかも…)。
名作なのに……世の中ちょっと間違ってます。


で、原作本をさっそく読み始めたところ、船出もしていないのにさっそく相違点がボロボロと。
ジムのお父さん生きてるし!(すぐ死ぬけど)。ベンボーいないし!(トラをマスコットにする発想が素晴らしい)ビリーボーンズとジムとの奇妙な友情もなく、ジムが命がけで地図を守るくだりもない。お母さんを残して旅立つべきかの葛藤も殆どないし…。
なによりも原作版はジムの一人称で書かれているのに、ジムの人となりが全く見えてこないのです。お母さんも然り。のっぺらぼう。帰るべき港としての母親なのに、これだと帰りたくならないよ!
原作を読んでいかに出崎版が優れているかを再確認するのでした。
アニメ版と同じような台詞が結構あるのは意外でしたが。


勢いついでに劇場版コブラも観てみる。野沢コブラを先に経験しているので松崎コブラの声にどうも馴染めない。
このメカ作画を観ていると時代を感じますねぇ。板野さんを経るか否かでアニメの空間感覚がだいぶ変わってるんじゃないかと。違うかな?
うつのみやさんや植田均さんは動画なんだろうけど一括りで「作画」としてクレジットされているのがなんとも…。