新春にドラマが放映されたこともあって「THE八犬伝」を見返してみました(相変わらず無印の一話と新章三、四話…他話数を見るには相当の体力が必要なんでw)。
美形俳優揃いのドラマと「THE八犬伝」、全く接点がないじゃん!とお思いのあなた、まんざらそんなこともないのですよ。アニメスタイルでその存在を知った人は信じてくれないかもしれませんが、八犬士のキャスティングを公募した上で決められたものなんですよ。ですから八犬士は当時の(今も、かな)人気声優で固められていますよね。
企画側としては女性ファンの人気獲得を目指していたはずですが、何がどうしてどうなったのやら作品はあんなことに(笑)。企画脚本の会川さん(「ハガレン」シリーズ構成)もこのような結果を予測していたのでしょうか。案の定人気は伸びず、6話でシリーズは中止に。その後パイオニアが権利を買い取り(?事情はよく分かりません。前に製作していた会社名も忘れてしまいました)「新章」としてシリーズを再開、奥田さんをキャラデとして本来の路線に戻そうとするものの、3話、4話で再びあんなことに(笑)。
発売当時の状況は確かこんな感じだったと思います。まぁ当時がどうであれ今楽しめればいいんですけどね。


無印一話は久しぶりに頭から最後まで見直してみました(普通に観ると眠くなるのでアクションシーンばかり観てた)。一話から無理矢理?八犬士全員を登場させるため、二つの筋が同時進行しているのが話を悪戯に混乱させるんですよ。でも頑張って全部観るとアクション以外の作画もいいところだらけですね。殿様が犬に向かって話し掛けるあたりや、おかっぱ娘が走るあたりの生々しさといったら…。確かに「御先祖様」を引き継いだリアル作画というのも頷ける出来。
新章4話はもう20回は観てるかなぁ。今回は雨のかすれた感じの処理はどうやってるのか猛烈に気になりました。カットによって雨の作画が違う(普通は兼用)のは呆れ果ててしまうほど。


THE 八犬伝

THE 八犬伝~新章~
↑横に並べる方法がわからない(泣)。