化猫

「怪」の化猫観ましたよ。なるほどこう来きますか!! かなり変わったことをしているアニメだったのでした。


監督は中村健治さん。細田デジモンの演助、タツノコ半熟英雄3.4の演出、鴉のコンテ ・演出などを手掛けられた人です。キャラデはなんとエフェクトでお馴染みの橋本敬史さん。鴉で出会った仲でしょうか。お二人とも鴉スタッフということで鴉で培ったデジタル技術がふんだんに使われるのかと思いこんでいたのですよ。リアルな画面作りをするのかと。そしたらもう全然違ってて。初監督?にして滅茶苦茶チャレンジングな画作りをしてるじゃないですか!
てっとりばやく言えば巌窟王スタイルでキャラにテクスチャ貼り付けてるわけですが全く同じことをやってるわけじゃない。背景と人物に同じテクスチャを貼ることによって均等な情報量を与えている。背景にも人物同様、実線(アウトライン)入ってるし。
情報量が均等なだけに、どこに目線をやっていいのやらと集中力が散漫になってしまうという欠点はありますが。効率化も考えて基本紙芝居になってるから尚更注意力散漫になりがち。キャラが動かないのはスケジュールもあるんでしょうが、動くとテクスチャのずれが目立ってしまうという(巌窟で証明済み。あれはあれで割り切っていて潔かったけど)のもあるんでしょうかね。
しかし、動かすべきところは動かしていて、他で全く動かないだけになお一層見栄えがいいですね(見せ場は柿田さん?)
クレジットを見る限りだと背景は全部3Dかな。たぶん舞台はあの屋敷だけに限定されるのでしょうから一旦3Dで組んでおけば楽ちんですよね。たぶんレイアウトも3D側から出しているか、作画の方から出すとしてもパース線くらいだけ描いてるだけなんだろうなぁ。

将来有望なアニメ演出家が鮮烈(?)デビューといった現場に立ち会あったような気分でちょっと興奮してます。橋本さんのキャラも思い切りのよいデザインで楽しいですね。こういう企画だからこそ実現したキャラデですね。
来週二話なんで話分からんやもしれんですが一見の価値はあると思いますよ。


http://www.toei-anim.co.jp/tv/ayakashi/bakeneko/index.html


HPのスチールはまだテクスチャが貼られていない状態です。この画面にテクスチャ貼られます。