ざ らっふぃんぐまん

攻殻SACの笑い男シリーズの総集編を観ましたー。シリーズ自体何度も見てて大して興味もなかったのに2時間40分一気に観れてしまった。構成やエピソードの取捨選択がうまいですね。新作カットもここで入れるのかと。


新作カットというと素子とトグサが屋上で話しているシーン。
手すりに登っている素子が必要以上にクルクル回転しながら着地するカットがこの総集編では一回転するだけと大人しくなっておりました。作画の暴走を許さない作品なのに、作品的にNGではなかろうか?という疑問はその通りだったようですね。いい動きだし、結構好きだったんですけどね。素子のお茶目な一面という感じで(それがNGなんでしょうが…)。


ちょうど「ライ麦畑でつかまえて」を読んだばかりなんですが、笑い男や最終話のトグサの青臭さは共感できるのにホールデン少年のそれは全く理解できなかったんですよ。ライ麦畑の彼は世の中の(殆ど)あらゆることに不満を抱えていて、しかし行動を起さない。読んでてイライラしましたよ。
読んだ年代によるのかなぁ…。でも、自分が子供の頃読んだとしても印象は変わらなかったかもしれない。未熟なところは未熟なままなのに変なところで達観してたんでしょうな。
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man