時かけNOTEBOOK、買いました。デジモンムービーブックの執筆スタッフが参加しているだけあって確かにいい出来でした。映画を楽しめた人は買って損はないはず。
個人的に最も良かった記事はPDインタビューページの左上にひっそりあったおおまかな制作スケジュールについての記述。いつ企画が立ち上がり、シナリオインし、コンテUPしたか、などが書かれています。準備期間の長さに比べて作画以降の作業時間の短さに驚かされますね(色々あったのでしょうから一概に脚本コンテに時間をかけすぎとは言い切れないでしょう)。
このムックに限らずですが山本ニ三さんの美術設定が素晴らしすぎますね。考えてみると山本さんの美設を見るのは今回初めてで相当なインパクトがありました。ジブリだとミヤザキさんや他の人がやってしまうのかな…?
インタビューではニ三さんの会社についても少々触れられてます。「ファンチル」で苦楽を共にした若手の美術さんと一緒にやっていきたいということで会社を立ち上げられたんでしょうね。会社を持続させるために今後は頻繁にニ三さんの仕事を見れるかと思うと(予想というより期待)楽しみですね。しかし、絵映舎ってどう読むのでしょう?
欲を言うとデジモンでやっていた全カットのスチール掲載とミニ解説をやって欲しかったですね。声優の写真とかいらないから(またそんなことを)。出来なかったのは映画公開直後の発売だったからでしょうか。映画完成と同時にスチールを差し替えて、急いで出版したという形なんでしょうし。編集の人も完成したフィルムをじっくり観た後で書きたいというのが本音なんでしょうけどね。

時をかける少女 NOTEBOOK デジモンムービーブック