ケモノヅメ12ワ

カウンター設置して二万超えたというのにどうも仕事がバタバタしてて日記更新できずすいません。
毎週楽しみに観ているのはケモノヅメのみというていたらくです。


脚本 絵コンテ 演出 高橋敦史
作画監督 原画 三原三千夫 動画 三原三千夫他
背景 DR MOVIE 草薙 テレコムアニメーションフィルム
アバン出演 小黒祐一郎

10.11話と最近ますますの盛り上がりを見せるケモノヅメですが
12話では三原さんの作画が炸裂しまくっていてメチャメチャ興奮しました。
もう全編アニスタの連載コラムの絵そのまんまで驚きましたね。三原さんのイラストに特徴的な人物や服のシワがそっくり全編に渡って再現されている。あとは人物のフォルムでしょうか。歪にデフォルメされた、しかしリアリティのあるキャラクターは止め絵を観ているだけで楽しいですね
前回の清水さんの回にも感じたことですが、これは日本のベルヴィルランデブーだなと。日本の商業アニメはああいったものが生まれにくい環境なだけで、作れる人がいない訳じゃないんだと。劇場大作の地味に大変な作画を支えてくれるのも有り難いことだけど、この人がもっと自由に作画してもらえる機会が増えるといいのに、と観ている間中ずっと感じていました。
一人原画だとスケジュールの関係でカット単位のクオリティはどうしても下がりがちな印象があるけど、ずっと同じテンションが維持されているのも驚異的。アニスタでお馴染みの、数字の形をしている人も出てきてました。

見所は作画ばかりではなく3話に続く高橋さんのアバンギャルドな演出が冴えていますね。基本的に3話同様モノトーン系の色彩で纏められていますが、エレベーターのシーンでの色の使い方にハッとさせられました。背景の功績なのかな?

あとはアバン出演のテロップですか。別にご本人が出演しているわけじゃなく、作画参考のためにビデオ録画のモデルとして出演しているということでしょうね。しかし…身振り手振りが激しいなぁw

TOKYO TRIBE2のスタッフ

http://www.tt2-anime.com/top.html
佐藤監督がここ数年組んできた吉松さんが水島さんの新作に行ってしまい、飽和状態のマッドハウスで誰が作画を担当するのかなーと気になっていたのですが、若手主体?で行くみたいですね。
キャラデは江本さんですか。ごくせんのEDやサムライチャンプルーの浮世絵など個性的な絵を描く方ですね。で、総作監はCINDY H.YAMAUCHIさん。BECKブラックラグーンで名前をよく見かけたけどこの人はハーフなんでしょうか…。ペンネーム…?


キャストはスカンク役の腹筋善之介さんに注目。90年代小劇場界で人気だった劇団惑星ピスタチオの座長で、この人が登場すると周りから確実に浮いてしまう位ハイテンションな演技をしていた怪優ですね。声優としては佐藤さんの獣兵衛でもゲスト出演していたので(自分は未見)そこでの演技を買われての今回の出演ということでしょうか。
今回のスカンクは作品内でも癖のあるキャラクターなんで、アクの強い演技をしてくれるんじゃないかと期待しております。
TOKYO TRIBE2

ケモノヅメ6ワ

ご、ごぶさたです…。4、5話についても書きたいけど時間がない!のでとりあえず面白すぎた6話についてだけ。

今回はEDテロップから先にチェックしたので大して期待せずに観た(関係者の皆様申し訳ありません)んですが、今回もまたとんでもない仕上がりでした。スタッフはこんな感じです↓

脚本 湯浅政明 小野亮 絵コンテ演出 若林漢ニ 
作画監督 CHOI EUNYOUNG 総作画監督 伊東伸高
原画
相川真理子 榎本結 池島麻智 大内正彦 村谷貴志 久木コウジ 福山貴人 米沢俊 本間晃
Jang,Kii-yong Woo,Soung-wook Prak,Jin-kyeong Kim,Tea-Jong Kang,Kwan-gn Ann,Hyo-Joung

アバンや冒頭の雰囲気から今回はサスペンス調な話なのか?と思いきや、ギャグ回でした。笑えて笑えて最後にはちょっぴりイイ話になって。シリーズ中今回が一番笑えましたね。アニメで大爆笑したのも久しぶり。
湯浅さんが脚本を担当しているだけにサル大活躍ですよ。サルがこんなに活躍するのも最後なんじゃないかなぁ。

作画も相当頑張ってましたよ。
タイガーマスク調のシワというかタッチみたいのもまた勢いを増してましたね。キャラの体から線が飛び出てたり(笑)。由香の腕なんて素肌なのにまるで服を身につけているようなシワがついてますもんね。動画や仕上げの人が困惑する姿が目に浮かびます。生原画も見てみたい。
原画陣の中では自分、本間さんしか知らないですよ。しかも本間さんは5話の作監だし…。一体誰が描いてるんでしょうね…毎回毎回謎です。伊東さん(このアニメで総作監のクレジットを見るとは思わなかった)が全て手を入れてるとは考えられないし(5話も総作監をやってます)。
もっと多くの人に見てもらえるといいのですが…。というか話題を他の人と共有したい。

ナルト3

ナルトはお話的にはこれまでで一番良かったですね。いい感じで子供向けになっていたんじゃないでしょうか。少なくとも子供が喜ぶかは知らないけど、親が子供に見せたいと思わせる映画にはなってると思う。メインキャラと同人数の敵キャラと戦って最後に主役がボスをやっつけて大団円、のジャンプ映画の黄金パターンに則っているとはいえ、うまいとこゲストキャラが機能してました。正直都留さんがこういう方向性で映画を作るとは思ってなかったのでいい意味で意外でした。
あとはもっと時間があれば…ということですよね(苦笑)。「とりあえず完成しました」感は過去2作に比べて最もありましたね。作監入ってないんだろうなぁというカットがかなり…。背景も昨年の美監さんの頑張り(と横の繋がり)が相当なもんだったんだなぁと今更気付かされました。
作画で良かったのはやっぱ松本さんのシーンですか。TVシリーズよりも大胆な動きをつけていますね。
嵐の中サーベルタイガーを助けるあたりも良かったですね。パンフを見ると多重分身のナルトの絵が凄い事になってます。作画さんが初めにアクションプランを立てるときのような…。
都留さんが監督だけに3DCGもBGのパース変化に主として使用されていてなかなか効果的でしたね。
予告で暗いと感じていた夜のシーンは映画館で見るとさほどじゃなかったです。暗いところで見ると大丈夫で、明るい部屋で見ると暗く感じるはず…?暗さより気になったのが夜シーンのセルの色味。夜のシーンで一律同じ色味なのでたとえばBGに部屋からの光が干渉した場合、キャラの色は暗いままで馴染まないんですよね。時間があれば色指定なり撮影なりで微調整できたんでしょうがね…。短期間で圧倒的な物量を捌くしんどさを見せつけさせられた映画でもありました。まったくもって他人事じゃないな、と……。

カーズ

来週金曜までらしいので映画二本観てきました。
今回のカーズもピクサーピクサーでした。まったくハズレがない、安定した完成度の高さ。
魚も主人公にやってのけたピクサーですから、例え主人公が車であろうと大丈夫だろうと安心してましたが、実際安心以上の仕上がりでした。車にあれほど豊かな表情や芝居をつけてしまう事実に改めて舌を巻かざるを得ません。
しかしまた車をキャラクターにするという無謀とも思える挑戦をなぜ行ったのか?ラセターさんが車好きだから、というのが最大の理由なんでしょうが本編を観てようやくその理由が分かりました。
人間が登場人物じゃ古臭すぎるんですね。人間に置き換えて企画を立てたとして、とても通るとは思えない話ですよ。
それこそピクサー作品が毎度毎度続けている手を今回もやっているだけなんでしょうね。「友情」や「家族愛」といった王道テーマを今時ぬけぬけとやっているのは車や魚、化け物が登場人物だからこそなんでしょう。使い古された手を堂々と使って毎回成功させてしまうのもスゴイけど…。
ちなみにEDはNGシーンとは違った遊びが用意されてます。声優陣は新録したんだろうか。

ぶんじ発見 アニメ博
http://www.tku.ac.jp/~z-fuku/
国分寺駅前の公民館みたいな所に貼ってあったポスターが気になって検索してみました
大学のゼミが主催してるんですね…。経済大でアニメというのは…研究になるのでしょうか?趣味的なものが大きそうな気がします(笑)。上映会も荒川さんが監督、湯浅さんが作監してる「しろくまくん」あたりを流してくれると喜んで観にいくのですが。
IGの作品資料などが展示されるみたいですね。「ここでしか聞けないお話会」というのが気になります。お話会…。
何をしてるのかちょこっと覗いてみたいけど気軽に入れなさそうな予感…。

ケモノヅメ3ワ

http://kemonozume.net/
2話のことを書こうかと思いつつ3話が放送されてしまいました。 3話があまりにも良かったので3話について書くことにします。視聴環境のせいで見れない方は読まないほうが…いや、読んだところで大して影響はないような駄文です。


まずアバン。二話までの昔話風なイントロとはうって変わり、どこかでみたような作画と色使いだなぁと思ったらやはりうつのみやさんでした。クレジットが単純にアバン原画ではなく、★に囲まれているのは(笑)演出も含めて丸々任されているということなんでしょうね。
本編。怒涛の展開の二話とうって変わり、3話ではほっとーんど話が進みません。進みませんが自分にとっては非常にエキサイティングな話数でした。
こういうビジュアルがあると面白いかも…と思いついたイメージを繋ぎ合わせて物語は後から作りました、というと言い過ぎかもしれませんが3話を観る限りそう思えてしまいます。退屈さどころか、絶えず感覚を刺激してくれる奔放なイメージが目まぐるしく展開し続けます。
電車での間抜けなやりとり(律儀にドアを閉めるところが笑える)や、ラブホでのジェスチャー、夜道での車のヘッドライトや、交差点の傘、変な歌、極めつけはあの巨人ですか。主人公達の心理や今後を暗示している意味深な描写もあれば、何の意図のない描写もある…はず?(自分が分かってないだけでしょうね、きっと)。何にせよ、観る人が自由に思い描ける豊かなビジュアルが満載です。
全体的にモノトーンな色使いも好みですし(夜空の黒もいい←アニメで黒い夜空って殆どないのです)、電車外の風景・炎の実写素材の使い方も非常に効果的でした。別荘のシーンでほのかに載せているキャラのテクスチャもいいなぁ…。
作監の小倉さんの仕事もまた素晴らしいですね。
電車の中の走りやジェスチャー風人物語風。何気ない仕草にハッとさせられたこともしばしばで、ヒロイン由香が可愛く見えたのもぶっちゃけ今回が初(笑)。
例によって原画は知らない人ばかりなんですが…この作品でよく見る横文字の人は偽名なスーパー作画マンなんでしょうか?謎です。
たぶん3話までのDVDは買うと思います、買うはずです。

スタッフです↓
脚本・絵コンテ・演出 高橋敦史 作画監督小倉陳利
作画協力 伊東伸高 ★アバン★ うつのみや理
原画 久保川絵梨子 本間晃 CHOI EUYOUNG JAMIE VICKERS
わたなべさちよ KIM PILKANG 柴田和子 山口賢一 新井浩一